こんばんは😊最近、休暇を経た欧州でのコロナ再拡大のニュースを良く目にします。フランス始め、各地でロックダウンや新たな制限措置が実施されています。
このような状況を受け、我々のポートフォリオの6%を占める、オランダの企業ASMLが恩恵を受けそうです🔍
ASMLってどんな会社??
ASMLは、オランダの半導体製造装置メーカーです。他社が設計した半導体チップを受託生産するファウンドリーで世界シェア50%以上、半導体露光装置では世界シェアの80%以上を占めています。EUV露光装置に関しては、ASML唯一の技術(日本を代表するニコンやキャノンにもできなかったことです😢)であるため市場独占状態です。
主要事業は、オランダ、米国、アジア。欧州に依存していないのもポイント✨
米国NASDAQとEuronextアムステルダムに上場しています。
ASMLの業績・見通し
7月に発表された決算概要では、2020年2Q(4ー6月期)の売上高前年同期比30%増の約33.3億ユーロ(約4060億円)、純利益前年同期比57%増の約7.6億ユーロ(約917億円)という内容でした。市場予想を下回ったものの、100億ユーロ以上の受注残高があるなど、目先も明るい見通しです😉
ASMLに追い風となる環境
欧州のコロナ再拡大により、コロナの影響受けやすいバリュー株から、再度コロナ耐性のあるグロース株優位の状況になっています。
また、皆様ご存知の通り、世界でIOTデバイス数は右肩上がりの上昇を続け、それに伴ってデータ通信量は爆発的に増加しており、データセンター始めITインフラに大規模な投資が行われています🥰
テレワークをはじめ、動画配信サービスやゲーム、自動運転の進展などなど、今後もこの大きな流れは加速度的に増加するでしょう。
結果的に必要となるのは、より高性能な半導体です。容量や処理速度の向上、消費電力などコスト削減のためには、回路線幅がより細く、複雑なものでなければなりません。
また、米政府により、中国の半導体受託生産会社である中芯国際集成電路製造(SMIC)への輸出制限がなされるという報道もありますが、これにより中国半導体製造の内製化が進むため、むしろ中国内でASMLの機器需要が増加することも期待できるかもしれません😄
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